無料への執着心

人がなんで無料に惹かれるのか。グリーはなにも慈善事業でゲームを公開しているのではなく、たとえば公開したてのゲームこそ無料で一定期間公開してそのあとは有料にするコンテンツもあります。グリーの収入源は主にはゲームコンテンツ料とゲームのアイテムの販売ですが、せっかく無料でゲームしているのにわざわざ何かアイテムを買う人がいるのでしょうか?

「無料」という言葉はとても強くてそして弱いのです。とあるテレビ番組で放送されていました。関西地区を代表して大阪の街中に『無料』と手書きでかいた雑な看板を前にして大根を50本ほど並べました。するとものの見事に10分足らずでみんな持って帰ったと。これがなぜ大阪で開催されたのかということですが「タダより高いものはない」ならず「タダより安いものはない」という精神が最も強い地域性を持っているのが大阪であるというとある統計を見た所それが本当かということを実験したかったのだそう。

ケータイ専門なワケ

しかしこれと同じことを東京でも実施されました。ところが東京では30分たっても大根が余っているのです。なんという地域性の違いなんでしょう。それでいてグリーの反響がここまで大きく評価されるようになったのももともとは「無料でゲームができる」というところが大きく影響されているのです。全国区で公開されているはずのグリーはなぜ良い意味で国民をだますことができたのか。

その秘密が「ケータイ専門」とういう部分。ケータイ電話会社に直接金額を請求できるようなシステムだとたとえば無料じゃないコンテンツをしても請求漏れがないということと、携帯電話会社が関連している事から消費者も安心して登録することができます。無料でなかった場合にも訴える先が定まっているので安心できると言う事ですね。

無料の本来の意味

ただ、「無料」でゲームをはじめてもののそのゲームにハマってしまって有料でないとそれ以上楽しむことが出来ないコンテンツはたくさんあります。そこにハマらせるのがグリーの最大のお仕事です。ハマらないゲームはすぐに飽きられてしまうし課金も求められないのです。はじめは無料という言葉に安心させておく方法はどこかでも聞いたことがありますよね。

タダほどたかいものはないけれど本当にタダでできるものがあるなら実行したいと願うのが人間の心理。そこをうまく追及できている会社は今大変大きく成長しているのです。

このページの先頭へ